松ノさんメモ

「ブルゲ的脱衣将棋」から学ぶコンピュータ将棋の進化

3.コンピュータ将棋の歴史

ここからは真面目な話をしていこうと思う.
現在,多数のコンピュータ将棋ソフトが存在し,中にはプロ棋士に勝つソフトもあるし,
プロ棋士が指し方の参考にするソフトもある.
(ドワンゴ主催の電王戦を見ているとコンピュータ将棋の進化がよく分かるよね.)
前のページで話した,「ブルゲ的脱衣将棋」は2001年発売のゲームでアマ2級~初段ということで話題になったが,
プロ棋士に勝てる強さではない.
では,どうやってプロ棋士に勝てるまでコンピュータ将棋が進化していったかを時代の流れに沿って見ていこうと思う.

3.コンピュータ将棋の黎明期

コンピュータ将棋の黎明期は,そりゃあもう弱くて弱くて…みたいな感じであった.
と説明しようと思ったが,とても詳しい説明があった上,読みやすかったので,ちょっとやる気をなくした.
詳しい話は,清愼一氏の"コンピュータ将棋の初期の歴史" (情報処理学会の電子図書館のリンク) を読んでもらうとして,私は簡単に説明を書くことにする.

1967年: 日立製作所から詰将棋を解くプログラムが発表される(1967年7月4日 朝日新聞 朝刊15面に掲載)
コマの動き,ルールを教えて,コマの配置を座標で渡して解かせたそうな,
コマの数が少ないので全幅探索でも解けそうと思ったが,枝刈り使ってるのかね
min-max定理って1950年代に発表されてるし